核・原子力のない未来をめざす市民集会実行委員会は、原子力発電から脱し、核・原子力の時代にピリオドを打ちたいと集まったメンバーによって2009年12月に発足しました。翌年2月には、国のエネルギー基本計画を根拠に進められようとしている、新規原発計画(上関原子力発電所・予定地山口県上関町長島田ノ浦)の問題性について、広く市民にアピールする場が必要である緊急性から、同時に、原子力発電の問題点について、一人ひとりが理解し判断する機会が必要であると考えたことから、「第1回 核・原子力のない未来をめざす市民集会@練馬」を開催しました。3月11日に発生した未曽有の東日本大震災は、その復興に向けて入口にたったばかりですが、そうした復興支援を妨げているのが、原発震災を目の当たりにすることとなった「福島第一原発事故」であることは言うまでもありません。人類史に大きく記載されることになった、福島第一原発事故は依然、収束に向かう兆しは見られず、今後、たとえ爆発的事象は回避できたとしても、厖大な放射線、放射性物質が大気に、海に、土壌にまき散らされ、降り積もることは避けられません。そもそも確立された技術ではない原発を、世界に類をみない地震列島日本の海岸線に、54機も林立させてきた政府、原子力利権集団の責任は重く、しかし、傲慢に原発を建て並べることに抗しきれなかった、かつ電力の恩恵を享受してきたエネルギー多消費地・東京に暮らす私たち市民も、その加害性から免れることはできません。その意味で、「3.11以降を、私たちはどう生きるか」が問われています。一方で、依然として観念的な原発容認論が聞かれることに、私たちは驚きを禁じ得ませんし、今学ばなくていつ学ぶのか、といった意を大きくしているところです。
第2回 核・原子力のない未来をめざす市民集会@台東
3.11
原発震災以降を
私たちはどう生きるか
日時 2011.8.27(土) 12:00~16:30 (開場11:30~)
*東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線浅草駅から徒歩5分*都営浅草線浅草駅から徒歩8分
■プログラム
■SESSIONⅠ 12:00~
福島第一原発で、何が起きているか
田中三彦さん/サイエンスライター・元原子炉圧力容器設計技術者
20ミリシーベルト基準を棚上げして除染始まる―避難・疎開のとき
中手聖一さん/子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表
■SESSIONⅡ 14:30~
核=原子力の本質―原子力発電で、私たちが知っておきたいこと
小出裕章さん/原子力安全問題研究者・京都大学原子炉実験所助教
■主 催:核・原子力のない未来をめざす市民集会実行委員会
■協 賛:原子力資料情報室/東京・生活者ネットワーク
■資料代:1000円
■座席数:700席(先着申込み順)
■予約が必要です。終了いたしました。
■連絡先:TEL03・3200・9115/ FAX03・3200・9274(市民活動共同事務所 担当:上坂・加藤)
Eメール koho@seikatsusha.net
☀市民集会開催にあたり、賛同団体を募っています(一口1000円、何口でも/口数にかかわらず入場チケット1枚)。団体名・当日参加者名を明記の上、メール・電話・FAXでお申し出ください。当日のプログラムに団体名を掲載させていただきます。賛同余剰金は、“子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク”への活動カンパとさせていただきます。会場でもカンパを募ります。
☀不明な点は、お問い合わせください。
■講師プロフィール
田中三彦(たなか・ みつひこ)

http://kkheisa.blog117.fc2.com/
中手聖一(なかて・せいいち)

http://kofdomofukushima.at.webry.info/
小出裕章(こいで・ひろあき)

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/